VMware + CentOS 7 でネットワークが繋がらないときにすること

CentOS 6 までは特別な設定なしに繋がっていたネットワークが、Cent OS 7 では仕様が変わったせいでひと手間加えないと接続できなくなりました。これも時代の流れですかね。

状況はご覧のように、有線ネットワークが見つかりません。

ターミナルでも確認してみましたが、物理ネットワークらしきものは見当たらずループバックが存在するだけです。

[user@localhost ~]$ ip a
1: lo: mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever

解決法はネットを探していたら見つかりました。

1. 公式サイトより VMware WorkStation 評価版をダウンロードする。
ファイル名は VMware-workstation-full-10.0.3-1895310.exe でした。

2. コマンドプロンプトからオプション付きでファイルを実行する。
> VMware-workstation-full-10.0.3-1895310.exe /e ./extract

3. 実行したファイルと同じ場所に「extract」というフォルダができる。中から「core.cab」を探して Lhaplus などの解凍ソフトを使って展開する。

4. 展開した「core」フォルダから2つのファイルを探し出す。
vmnetcfg.exe
_vmnetcfglib.dll （→ vmnetcfglib.dll へリネームしてください）

5. C:\Program Files\VMware\VMware Player のフォルダへ2つのファイルを格納する。

6. vmnetcfg.exe を実行すると「仮想ネットワーク エディタ」が表示される。VMnet0 の外部接続が「自動ブリッジ」になっている。ブリッジ先を今使用している物理ネットワークアダプタに変更して OK ボタンを押す。

7. コントロール パネル → ネットワークと共有センター → アダプターの設定の変更にて VMnet1 と VMnet8 のプロパティ「VMware Bridge Protocol」がオフになっていることを確認する。

8. CentOS を電源オフで終了し、CentOS.vmx の最後に次の一行を書き込む。

ethernet0.virtualDev = "e1000"

9. CentOS を起動するとネットワークが認識される。

[user@localhost ~]$ ip a
2: eno16777736: mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
link/ether 00:0c:29:52:62:49 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
inet 192.168.84.130/24 brd 192.168.84.255 scope global dynamic eno16777736
valid_lft 1416sec preferred_lft 1416sec
inet6 fe80::20c:29ff:fe52:6249/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever

とても勉強になりました。

【参考】Webプログラミング備忘録 | メシのたね - 【環境構築】VMwareでCentOS7のNICが刺さらなくて困った
http://mikaduki.info/development/1428/